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英単語の終わりは何故か″r″が多いよね。全然関係ないけど

「高校入試ダァアアアア!!」
「テンションたけーよ!!!!!!!!!」
「声がでけーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



T.....ちなみにガチ入試は先週で終わりました…
.


仮に僕がこの高校入試で落ちたとしよう。

誰が1番困るかと聞かれればもちろん僕だ。だが、1番と言わなくても、困るだけなら僕以外にも困る人はいっぱいいるだろう。

うちはいままで、家の事はすべて僕がやっていた。親は殆どいない。僕とナギだけ、それなら僕しかいないも同然だ。


だがそれが、県立入試に落ちただと?ナギと別の高校だと?あの子に1人で居れと言うのか?バカが、


…そんなの僕が許さない。僕が僕を許さない、絶対にだ。






「…冗談はさておき、だ」
今日は合格発表、テストは先週サクッと受けた。サクッと、理科満点の予感!
「何が冗談なのだ?」
「…彩の顔」
物凄い勢いで叩かれた。
「全く、合格発表だっていうのに、相変わらず陽気なんだから…」
悪かったね陽気で

『絶対にみんなで同じ高校行こうね!』

…結局僕ら三人、征菜、ナギ、彩は、同じ高校を受験していた。
斬矢は一つ下だからもちろんだが、りーなは「…私は自分の決めた道を行く」とかなんか中二病発言して結局僕には届かないような上の高校にいってしまった。
まぁ、あいつは頭いいし、いつか何処かでまた会えたらそれでいいよ。
危ないのは征菜で、実際はちょっと受かるどうか微妙だったりする。本人は「いや、あたい天才だから」の一点張りであるが…。

「ほら、次の駅で降りるぞ、いつまでもアホな事言っておるでない」
おっと、軽く何か別の世界に飛んでいた。
ちなみに、今僕らは合格発表の会場、つまり受験校に向けて電車でてってれーな感じなのです。
「私とナギだけ受かってたら許さないからね~?」
目的駅で電車から降りる直前、妹もそうだったか憎たらしい笑顔で彩が言ってくる。なんだかまぁ…。
「…彩だけ落ちればいいのに」
「そんなガチなトーンで言わないで!」


んで、学校前まで来たわけだ。
合格者の名簿が張り出されるのは午前10時、まだ30分近くある。はてどうしたものか…。
「…ナギだけ落ちればいいのに」
「なんで!?」
「ほら、私と征菜ちゃんで2人っきりに…」
「させるか!!させてたまるか!!」
あいつらも相変わらず楽しそうである。
こうして周りを見渡すと、ぽつぽつと見た事のある顔が見つかる。
受験会場で一度見ているわけだから、もちろん知っていると言えば知っているのだが…。
「…なんだかなぁ…」
「ん?」
「なになに?どうしたの?」
「…いや、なんていうか…」


…DQNが多そうだなー、って、死んだ目で


「…あー、確かに、中学の時より多いかもな」
「…どんだ所に来ちゃったかもね」
…そりゃ、まぁ、工業高校だし。
「いちたすいちわぁあああ!!!」
「にぃいいいいいいい!!!!」
…やべー、合格発表の前から記念写真撮ってる奴らいる、落ちればいいのに。
「…私たちも撮る?カメラあるわよ?」
「・・・・・・・・・。」





パシャっ






「…えー、ただいまよりー、合格者発表を行いまーす」
慣れた言い回しで教頭先生的雰囲気を醸し出した先生が放送かけると同時に、玄関前に立てられた簡易ボードに合格者のリストが張り出される。
それと同時に多くの生徒がダラダラと歩き出す。やっぱDQNが多そうな雰囲気。
「…さて、そろそろ行きますか」
「お、いよいよだな」
「私たちが落ちるわけないけどねぇーん♪」
のそのそと僕らも歩き出す…。


…なぁ、ほら、名前も教えてくれなかったあんただよ。



「せーちゃん受験番号何番?」
「えーと、2146番。…ていうか、せーちゃんって何?」
「新しいあだ名よーん」
どうせ今考えたくせに



あんたが俺にやらせたかったのって、こういう事だろ?



「せーちゃんか、うーん、なかなかいいかもな!」
ナギたんまで乗ってきた。
「…僕はせーやくんって呼ばれたいな」
「何自分で言ってんのよ」




…あんたが今どう考えてるかは知らん。だがね、




今となっては、僕はこいつらと離れられなくなってるのさ。あんたが最初に言った通りだ。




「えーと、2146…2146…」
100近くあるリストから自分のではなく僕の番号を探し出す彩。あのなぁ…
「2146…2146…あ!!あった!!あったわよせーちゃん!!!」
「知ってる、あ…のも3つ上にあったよ」
「あ!やったー!」
彩はぴょんぴょん跳ねながら喜び出す。あぶねぇ、今「あーちゃん」って言いそうになった、全く、変なあだ名つけるから…
「…ふんっ、私もあったぞ」
「あ!流石ナーたん!」
「…は?」
「…あ」
…彩が、変なあだ名つけるから…。
「三人いっしょー三人いっしょーん!」
…ぴょんぴょん跳ねながら喜ぶ彩と、呆れ顔のナギ、そして顔を逸らし赤面の征菜。
馬鹿で天然でどうしようもない三人の、楽し過ぎる高校生生活が今、始まろうとしている。




…あんたが俺…ん?僕?あたい?征菜?…ああ、ナギにやらせたかったのって、こういう事だろ?











…次回、卒業式。
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