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あんな設定、こんな設定、そんな設定

「受験生なんだからって勉強してると思うなよ!」
「お前ちょっと黙ってろ」

Tile....高校生…
「ふに~、明日から冬休みだよぉーん」
「そうねぇ~」
「今年もスキー行こうかな~、ねぇー彩ぁ~」
「去年は散々だったし、2人で行こうよ征菜ちゃ~n「お断りします」

今日は12月22日、投稿日時とズレてるのは気にしてはダメ。
おそらく日本中の大抵の学校はこの日、終業式を終え、明日から冬休みに入ろうとしているに違いない。
そして今はそんな日の放課後、いつもの征菜、ナギ、彩、斬矢の四人は、二学期最後の登校日という事もあってか、まだ多くの生徒が残る廊下で戯れていた。
約一名足りないのは気にしてはいけない。

「あ、そういえばその前にクリスマスだな」
「んー、大丈夫、ナギたんはクリスマスの事考えなくていいから」
「え?なんで?」
「ナギたん悪い子だからサンタさん来ないkごほっ!!…くっ、不意に鳩尾とは…やっぱナギたんは悪いk「そぉーい!」
きゃーやめてー!
そこがええのかそこがええのか!
「…相変わらず元気な連中じゃな…」
「ええ…まあ、元気がないよりはいいけど…」
ナギは征菜を押し倒し、廊下の真ん中でその上に乗った形のままボコボコと征菜を殴っていく、なんと暴力的な
「…まさに『幼女怖い』というやつじゃな」
「うまい!座布団一枚!」
「誰が幼女だ!」
気が済んだのかナギは「まったく…」という言葉を漏らしつつ征菜の上から降りると征菜の手を取り「いつまで寝ているのだ、ほら起きろ」と、怒ってるのかデレてるのか分からない。
「いてて…もう、冗談なのに…」
「大丈夫?征菜ちゃん?」
「うちの『幼女怖い』とか言って済まなかった」
「いや、それはせーなじゃなくて私に謝れよ」
一応優しい言葉で慰めてくれる糸文姉妹、なんていい子なんだ…
「あ、頬にかすり傷が…」
「あ、うん…。…ああ、あたいの超美形な顔がナギたんのせいで…」
「最初から美形じゃないから安心しろ」
「むしろ殴られて顔が整ったのではないか?」
「斬矢に座布団もう一枚!」
「お前ら慰める気全くないだろ!」

「だいたいな、中学三年生、つまり受験生がクリスマスだのなんだので騒ぐのが可笑しいのだ」
「あんたがクリスマスの話したんだろ」
「ああん?」
すごい睨まれた、つり目怖い。
「はぁ…受験かぁ~…」
珍しくため息をつく彩、成績でも悪いのだろうか。
「なんだ彩、成績でも悪いのか?」
どうやらあたいはナギたんと同じ思考回路で回ってるらしい。以心伝心ってやつだな。
「別にぃ、その気になれば家継げば株とFXでやってけるし」
ブルジョワが
「じゃあなんでそんな寂しそうな顔したのだ?」
「だってねぇ~」
彩は軽く目を細めつつ、いつもの雰囲気からは似合わない顔しつつ
「…征菜ちゃんと同じ高校行きたいし、愛でたいし」
「ところでナギたんは高校どうするの」
「え、ちょ、無視しないで」
「んー、私か?私は征菜と同じ高校行こうかな」
「な、ナギたん//」
「せーな…//」
あたいとナギたんは互いに指を絡め合い互い、体を求めるように引き寄せ…
「私の話を…聞けぇえええええええ!!!!」
邪魔された。
「…なにか?」
と、征菜。
「なにか?じゃないわよ!私の話を聞きなさい!」
「そんなどっかの銀河アイドルみたいに言われても」
そう言うとナギたんは手を解き、あたいの手元を離れ「…でもまあ、確かにみんなで同じ高校行きたいよなぁ~」と、彩の話、意外と聞いてたのね。
しかし、あたいも同じ気持ちなのは確かだ。出来ればみんな一緒で居たい。
「中学校での友達なんて、高校生とかに比べたら大した事ないかもしれないけど、やっぱ一緒に居たいじゃない?」
彩たんいい事言った。
「そうだなぁ~、でもそんな簡単には…」
「せーなはこんな状態だしな」
そういうとナギたんはバックから一冊の薄っぺらい冊子をとし出すとそれを彩に見せながら…
「…って、それあたいの通信簿じゃん!何さりげなく見せてんの!ていうかなんでナギたんのバックから!?」
「いや、普通にさっきお前のバックから拝借した」
「あらら、理数科の絶対評価だけ満点で英語は最低評価ね」
「何時の間に取ったんだ!あと彩も普通に解説するな!」

「…でもまぁ、実際高校なんて全然考えてなかったなぁ~」
「なんじゃそうなのか?」
さっきから黙りっぱなしだった斬矢が意外そうに聞いてくる。学年違うし話についてこれないのかな。
「実際あたいこんな状態だからねぇ~、どっか専門科かな~くらいしか考えてないや」
「ふーん…よく分かんないけど」
ですよね。
「でもなんだかんだで、あたいもみなと同じ高校行きたいし、流石に彩とか女の子が工業とか専門校行くのもなぁ~って思ってさ…」
「せーなは優しいなぁ~」
ほわほわした目でこちらを見てくるナギたん、可愛い。
「彩はなんか考えてるの?」
「私も考えてない」
だと思った。さっきも言ってたし。
「…ナギたんは~」
「私はもともと飛び級で高校生扱いだからな、その気になればどこでも行けるぞ」
あったなそんな設定。忘れてた。
…ナギたんは本来、超お嬢様学校の白皇学院の生徒で、そこの高等部、つまり高校生だ。そこに飛び級で入っている。
そこを飛び級の特別手当で今の、あたいと同じ中学校に編入して来ている。まさに作者も忘れてた設定。
「中学卒業したら一旦白皇に戻って、その後好きな高校に転校すればよい、高校入試なら飛び級試験で受けてるからバッチリなのだ」
なんと便利な、やはり天才というわけか…羨ましい。
「…それじゃあ、ナギはほっといても征菜ちゃんと同じ高校行けるけど、私は普通に受験しなきゃいけないのね」
「ま、それが一般だけどな」
むしろナギたんが超特別という僕の意見は心の中に閉まっておこう。また面倒な事になりそうだし。
「…あの学校なら私でもいけそうだけど…工業かぁ~…」
あたナギ高校生編の舞台が工業高校とかかなりシュールだな…。
専門校とか一般校とかの違いが分からないのか、斬矢は終始「?」って感じである。二年生の今頃ならちょっとは知っとけよ…。
…まあ、あたいも去年の今頃は斬矢と似たような状態だったけど。
「…あ、そういえばりーなってどうなんだろ」
なんの前置きもなくナギたんがいまこの場に居ない人の話をしだした、最初に気にしてはいけない。って書いたでしょ
「あの人は努力家だからねぇ…普通に隣町の某有名進学校行くみたいよ」
彩さんよくご存知で。
「あの学校か…ま、私は余裕だがせーなには絶対無理だな」
ナギたんが物凄い嫌味な笑顔でこっちに向かって言ってくる、あかん、うざい。
「うーん、それじゃ、りーなは一旦置いておくとして」
「あいつは絶対せーながどうとか言わないじゃろうしな」
斬矢も一旦置いておきたい。
「こう、上手い具合に、私も彩も来年になったら斬矢も、せーなと同じ高校行けるような方法ないかなぁ…」
「いつの間にうちを入れたのじゃ…」
困ったようでどこか嬉しそうな顔をする斬矢、相変わらず右目にはバカみたいにデカイ眼帯が着いてて片目しかないのにどうやって表情作ってるのやら…謎。
謎といえば、前に神無に頼んで斬矢の眼帯を外した姿を偵察した時もあったが結局失敗したんだったっけ、彩に聞いても教えてくれないし。
そういえば最近神無に会ってないなぁ、別に会いたくないけど。
「なんだ?斬矢はせーなと同じ高校は嫌なのかぁ?」
ナギたんが悪い顔で冷やかすように言う。
「い、嫌ではないが、べ、別に無理して行きたいって程じゃぁ…」
斬矢は軽く目を伏せながら言う。
「じゃあ斬矢は1人で別の高校ね」
同じく彩も悪戯な笑顔で言う。
「ちょちょ、ちょっと待て!流石にそれは嫌じゃ!うちも同じ高校がいい!」
お、斬矢もその気になったか。
「えー、でもさー、せーなに聞いたけど、斬矢アホらしいじゃーん」
「アホじゃない!うちはアホなんかじゃないのじゃぁぁぁあ…」
…とりあえず、遠くから見るとまさにアホみたいに騒いでるナギたちは軽く無視する事にした。
ふと周りを見ると、いくら二学期最終日の放課後とはいえ、話してる間にたいぶ時間が経ったようだ、最初はかなり残っていた生徒たちの姿も疎らになってきていた。
「あ!もしかして斬矢さ!追いかけてる先輩とか居てもう学校決めてるとか!」
「それよナギ!」
「んなわけあるかぁ!!」
静かな学校に、女の子三人の甲高い声が響く。騒いがしい。
…もしかしたら斬矢は、彩やナギと同じように、本当は心の底からあたいと同じ学校に行きたいと思ってるかもしれない。
ん、あたいか?あたいは別に斬矢と一緒とかナギたんと同じがいいとかはないよ、彩もだ、1人がいいってわけじゃない。あたいはみんなと一緒がいいと思ってる。
誰も欠けてはいけない、少なくとも今ここに居る四人は絶対だ、本当はりーなとも一緒に居たいが、あいつは1人でも自分の道を進んでいく奴だ、あたいには分かる、根拠はない。
なんだかんでナギたんよりも前から知り合いだったからねぇ、でもそれはまた別の話。
ま、こんなキザな事、みんなには言わないけどな、それに、こいつらには言わなくても分かってるだろうし。
「ねね、そういえば征菜ちゃんはどう思う?」
彩がにこにこしながら聞いてくる、あんたは年中楽しそうだな。
「どうって…何が?」
「なんだせーな、お前話聞いてなかったなぁ~?」
ナギたんはナギたんで、また非常にむかつ…可愛らしい顔で言ってくる。はい、聞いてませんでした。
「みんな一緒で、誰もひとりぼっちにならなくて」
「斬矢のアホな頭でも、せーなの偏った頭でも、みんな一緒に高校行ける方法!」
「ま、うちはそんな上手い方法ないと思うけどな」
「えー、なんで斬矢なんでそんなこと言うのだー?」「そうよそうよ!」「いや、さりげなくアホとか言われてるし」
…みんな一緒か…。…そらみろ、やっぱりみんな分かってるのではないか、ちょっと嬉しい。
「…あたいは」
「お、みんなー神のお言葉よー」
なんだよ神の言葉って
…いろいろ喋っていても、あたいが切り出すと必ずナギたちは黙ってこっちの話を聞いてくれる、本当にいい子たちだ。
・・・・・・・・・。

「…あたいは、高校入試の願書出すのもまだ先だし、ゆっくり考えればいいと思う。特に斬矢なんて来年の話だし、さ、そろそろ帰ろう」
「……はあ……」
何故みんなが一斉に大きなため息をしたか、今の僕には理解できない。
「…なんで征菜ちゃんってそんなんなの」
「…いや、だって、あんまりキザな事言うのも嫌だったし…。」
みんなが冷たい目で僕を見てくる、半分ギャグだったのに。
このままこの冷たい視線を浴び続けるのに耐えられないと思ったあたいは、帰路に逃げる事にした。
「…まあ言いわ、確かにもう遅いし、そろそろ帰りましょ」
「うぃーす…なんであんなの好きになったんだろ」
「…うちもどっか進学校行こうかなぁ~」
後方から聞こえるみんなの声は聞こえなかった事にした。


以下、帰り道でのあたいと彩の会話。


「…高校の事はそれこそゆっくり考える事にしてさー、やっぱ冬休みにどっか遊びに行きたいよね~」
「そうですなぁ~」
「…そう、2人っきりd「だが断る」



…嫌の予感しかしないぜ!






~~~~~~~~~~~あとがき~~~~~~~

なんか21日が書き始めたのに気付いたら28日になってた、明日から本気出す。
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Author:セーナ
妄想日記書いたりオリキャラのイラスト描いたりしてる。




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