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姉妹はなんだかんだで似る物

「ナギなんてほっといて私と遊びしょうよ」
「あんたが言うとなんかやらしい」

Title__たいとるがありません__
「…うーん」
メインヒロイン(希望)こと糸文彩は悩んでいた。

…最近、征菜が構ってくれない。

…あの夏、あの旅館で見かけた征菜ちゃんに惚れて追いかけること一年、結構近づけたとは思うけど…。
いや、元々あんまり構ってくれないけどさぁ…、
「…どうした姐ご、大好きなハムスター死んじゃったみたいな顔しておるが…」
「…うちにハムスターは居ないわよ」
私がベットでごろごろしながら悩んでると、ソファーの上で雑誌読んでる斬矢が凄くマニアックなツッコミをしてきた。
「…恋愛相談なら一切受け付けんぞ」
「誰もあんたに相談するわけないでしょ」
面倒な事に、いちいち鋭い斬矢である。
…そういえば、斬矢は昔から恋愛とかそういうのに無関心だったなー…。
この子、こう言っちゃ悪いけど、モテないというか、友達少ないというか…
「な、なんじゃ、じろじろ見よって、うちの顔になんか付いとるのか?」
こんな喋り方だし…。
「…斬矢、好きな人とか居ないの?」
「な、なんじゃ急に…」
「……いや、なんとなく」
「…はぁ?」
…そういえば、征菜ちゃん、最近ナギだけじゃなくて斬矢とかりーなの事ばっかり見てないかしら…
そういえば、この前ゲーム世界がどうこうの時も「斬矢が好きになった」とか言ってし…
いま思い出したけど、確か最初の頃に征菜ちゃんりーなの事もどうのこうのって言ってたような…
あれ、でも私も最初に私が征菜ちゃん拉致った時にも似たようなの言われたよう…

あれ?征菜ちゃんって浮気するタイプ?

ま、まぁ、ほとんど冗談っぽい感じだけど、実際に征菜ちゃんが何かしたって話は聞かないし…
「…姐ご、またハムスター死んじゃったみたいな顔しておるぞ」
どっちにしろ、最近征菜ちゃんが構ってくれないのは事実。かなり欲求不満だわまったく、
「…好きな人がどうとか言っておったが、姐ごこそどうなのじゃ?」
「征菜ちゃん一択」
さっきから考えてたことをそのまま即答する。
「…駄目とは言わぬが、それは無理なんじゃないか?」
「な、なんて酷いこと言う人なの…」
突然喋りだしたと思ったらかなり嫌なこと言ってきた。
「姐ご、姐ごは本気でせーやの奴を落とせると思っておるのか?」
この子が言うとなんか怖い。
「ふん、斬矢には関係ないでしょ」
「…そんなことばっかり考えてないで、普通の彼氏でも探したらどうじゃ?」
「あんたには言われたくない!」

「じゃあ…姐ごはせーやのどんな所が好きなのじゃ?」
「うえ?」
思ったことをそのまま口にしてみる。
「可愛いじゃん」
「可愛いのは分かるのじゃが、そこから恋愛対象にはならぬじゃろ?」
「なる!恋とかそういうのにウブい斬矢にはわからないだけよ!」
分からんな、たぶん一生分からんだろう。分かりたくもない。
いや、よく考えたら男であるせーやに可愛い言う時点でどうかと思うが…。
「征菜ちゃん、とっさの判断力とか凄いのよぉ~?」
「そんなの見たことないのじゃが…」
「私は見たことあるの!」
「ふーん、まぁ、勝手にしてればいいさね、無理だと思うけど」
なんかムカつく言い方である。
「…斬矢も人にそういう事言う前に好きな人ぐらい作ったら?」
「…好きな人ねぇ」

…なんか、心がもやもやする。

「…好きな人ねぇ」
そう言って立ち上がると部屋を出て行ってしまう斬矢。なんなのよあの子…。
「…はぁ、よく考えたら私もなんであんな人なんか好きになったんだろ…」
『あんな人とは失礼な』
…征菜ちゃんが居たらそういうだろうな…。

…て、あれ?私の悩み何にも解決してなくね??




「…そりゃ、好きになってみないと分からんだろうなぁ」
「そ、そうなのか…」
彩に『ウブい斬矢には分からない』とまで言われ、実は斬矢、地味に傷付いてます。
「ていうか、急に『何故人は人を好きになるのじゃ!』なんて言われてもなぁ…何があったのだ?」
「ま、まぁ、いろいろな…」
「せーやが居たら今頃吹き出して大笑いしてるぞ」
せーやはせーやで酷い奴じゃな…
「…今日はあいつ、居ないのか?」
「うん、そろそろ帰って来るんじゃないかな?」
…よく考えたら、こいつに相談したのって、間違えだったんじゃね…?
彩にあんなこと言われた斬矢が相談相手に選んだのは我らが三千院ナギお嬢様、斬矢の数少ない大切な友達。
「…人は必ず誰かを好きにならなくてはいけないのか?」
「…いや、別にいいと思うけど…」
「ふむ…やっぱそうじゃよな…」
姐ごはあんなこと言うが、世の中彼氏とかそういうのは居なくたって生きていけるのじゃ…。
「…まあ、居たほうが楽しいと思うぞ」
「な、なにぃ?」
「彼氏とは言わんが、好きな人くらい居たら毎日楽しいんじゃないか?」
「ナギまでそういう事を言うのか…」
なんなのじゃ、みんなしてそういう事ばかり言いおって…
「うむ、毎日そいつの事を考えて、そいつに少しでも近付こうとするのが楽しいんじゃないかな」
「…ナギはいいこと言うな…」
なるほど、そういう事か、人を好きになるってそういう事なのか…。
「…じゃあ、ナギはせーやのどこが好きなのじゃ?可愛いとか容姿的なのじゃなくて」
「また急な話を…」
うん、自分でも急だと思った。
「そうだな、やっぱ、さり気無く優しいとことか」
「さり気無く優しい?」
「うん、本当はあいつ、結構人の顔色とか気持ち、すっごく分かってくれるのだ」
「そ、そうなのか…」
なるほど、ちょっとした優しさってやつか…
「うむ、ま、それだから好きってわけじゃないけどな」
また分からなくなった。
「なにか理由があって好きだとしたら、それはそういう奴なら誰でも好きってことだろ?私はあのせーやが好きなのだ、似ていても他の人じゃ駄目なのだ」
「は、はぁ…」
「ふふん、どうだ、分かったか?」
「全然」
「ええ!?」
かなり驚いた顔をするナギ、あ、しまった。
「あ、いや、誤解でない、ナギがせーやを好きなのは分かった、だが…」
「だ、だが?」
「やはりうちには人を好きになる感覚が分からぬ」
「そ、そりゃ、やっぱ、好きになってみないと分からんだろ」
「むむむ…」

結局、その日は斬矢のもやもやは消えなかったとか

「んじゃ、邪魔したな」
「おお、元気でな」
いろいろと変なこと言ったと思ったら急に帰ろうとする斬矢、なんだったのだ?
「…たぶん、うちには一生好きな人とか出来ないと思うのじゃ」
「え?あ、まぁ、それはそれでいいんじゃないか?」
また斬矢が変なことを言う、なんかあったのかな?
まぁ、たぶん斬矢に告白したりする奴もそうそう居ないだろうし、それこそ一生独身とか…。
…そういやこいつ、この前征菜に告白モドキみたいなのされてたよな…まぁ、冗談だろうけど…
「なんかスッキリしないが…まあ、明日には忘れておるじゃろう」
とこかボケっとした様子で斬矢は玄関のある一階へ降りようとしていき…
「…あ、斬矢、この家の階段ちょっと急だから気をつk「どわぁあああ!?」
…落ちたったぽい。なにこの急展開。
「ていうか、きき、斬矢ぁ!?だ、大丈夫か!?!?」
全く、ボケっとしてたし、言わんこっちゃない。派手に落ちたったぽい音がしたので慌てて立ち上がり、部屋の外の階段の方をみて…


「……大丈夫…?」
「……あ、ああ」
「ここの階段急だから、気を付けた方がいいよ」
「・・・・・・・・。」

階段から盛大に落ちた斬矢はちょうど良く帰って来た征菜に受け止められたようで…


ナギが見た時にはいい具合に2人が抱き合ってるように見えたようで…


「全く、あたいが居なかったら今頃斬矢、死んでたかもよ?」
「はは…そんな大袈裟な…」
「ううん、この階段降りたらすぐ壁にぶち当たるから、凄い危ないんだから…ね」


…確かに征菜の家の階段はいろいろと危険である。急で一段ごとの幅が狭かったりすぐ壁だったり…だが…だが…!


「なんだよそのイケメンスマイル!!何カッコつけてんだよ!私お前のそんな笑顔見たことないぞ!!!」
「あ、ナギたん居たの?」
「ずっと居るわ!!ていうかいつまで抱き合ってるのだ!!いい加減離れるのだ!!」
「あ、ごめん、斬矢」
征菜はそっと斬矢を降ろして手を離すと斬矢はナギに聞こえないような小声で
「…別にこのままでもよかったのじゃが…」
「え?」
「…冗談じゃ、またな、せーや」
「あ、うん」
「ごらぁ斬矢!!いま何て言ったのだ!!待てえ!!帰えるんじゃなぁああい!!」
「……ねぇナギたん、斬矢は今日なにしに来たのぉ?」
「知るか馬鹿!!あんな変な奴ほっとけ!!」
「いや、ずっと居たんじゃなかったの…」
「うぐぐ…あぁんもう!うるさいうるさいうるさーいっ!!」
ナギの怒りとともに放った声優ネタは家の外の斬矢まで聞こえたとか



そして



「姐ご、『征菜ちゃんのとっさの判断力とか凄い』って言っておったな」
「ん?そういえばそんなこと言ったわね」
「ふむ、どうやら本当のようじゃな」
「は?」




斬矢にも楽しい青春時代がやって来そうです。




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あたとナギの妄想日記、最終回は斬矢ルートかもしれん←んなわけあるか
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Author:セーナ
妄想日記書いたりオリキャラのイラスト描いたりしてる。




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